脚トレの翌日がだるいのはなぜ?原因と回復のコツを徹底解説
脚トレを頑張った翌日、「脚が鉛のように重い」「階段を上るのもつらい」──そんな経験はありませんか?
実はその“だるさ”は、筋肉がしっかり使われた証拠でもあり、同時に体が修復を必要としているサインでもあります。
この記事では、脚トレの翌日にだるくなる原因を科学的に解説しながら、早く回復するための具体的なケア方法と、だるさを防ぐためのトレーニング習慣を紹介します。
正しい知識を身につけて、「翌日も快適に過ごせる美脚トレーニング」を目指しましょう。
脚トレの翌日にだるさを感じるのは普通?

脚トレの翌日に「脚が重い」「動くのがつらい」と感じるのは、多くの女性にとって自然な体の反応です。ここでは、なぜ脚トレの翌日にだるさを感じるのかを3つの観点から解説します。
① 筋繊維の損傷と修復による自然な反応
トレーニング中、太もも・お尻・ふくらはぎなどの筋肉は大きな負荷を受け、微細な損傷(マイクロティア)が起こります。この損傷を修復しようとする過程で炎症反応が生じ、血流が増加します。その結果、筋肉内の老廃物が一時的に溜まり、「重だるさ」や「鈍い痛み」として感じられます。
これは筋肉が強くなるために必要なプロセスであり、正しい休息を取ることでより引き締まった脚へと変化していきます。
② 大筋群トレーニングによるエネルギー消耗
脚トレで使う筋肉群(大腿四頭筋・ハムストリングス・臀筋など)は、人体の中でも特に大きく、全体の筋肉量の約60%を占めます。そのため、トレーニング後は大量のエネルギーと酸素を消費し、翌日はグリコーゲン(筋肉内のエネルギー源)が枯渇しやすくなります。
十分な糖質補給ができていない場合、筋肉の回復が遅れ、倦怠感や眠気を感じることもあります。脚トレの翌日は、炭水化物とタンパク質を意識した食事でエネルギーを補いましょう。
③ フォームや負荷バランスの乱れも原因に
正しいフォームで行えていないと、特定の部位(膝や腰など)に負担が集中し、筋肉のバランスが崩れて疲労が偏ります。また、重すぎる負荷設定やトレーニング時間の長さも、回復を遅らせる原因に。
「筋肉痛=良いトレーニング」とは限りません。だるさが強く出た場合は、フォームの見直しや負荷の調整を行い、体が適応できる範囲で行うことが大切です。
つまり、脚トレ翌日のだるさは“筋肉が成長しているサイン”でもあります。過度に心配せず、しっかりと休養と栄養を取りながら、次のトレーニングに備えましょう。
脚トレ翌日にだるくなる主な原因

脚トレの翌日に強いだるさを感じるのは、筋肉の疲労だけでなく、栄養・睡眠・自律神経など複数の要因が関係しています。ここでは、代表的な原因を4つの視点から解説します。
① 筋肉の炎症と老廃物の蓄積
トレーニングによって損傷した筋繊維は、修復過程で炎症を起こします。このとき血液が集まり、疲労物質である乳酸や老廃物が一時的に滞留することで「脚が重い」「パンパンに張る」といった感覚が現れます。
この炎症反応は筋肉を強くする自然な過程ですが、長時間放置すると回復が遅れるため、入浴やストレッチなどで血流を促すことが重要です。
② 糖質・タンパク質不足によるエネルギー切れ
脚トレは全身の中でも最も多くのエネルギーを消費するトレーニングです。筋肉の修復には糖質とタンパク質が欠かせませんが、これらが不足していると筋肉の回復スピードが低下し、だるさが長引きます。
特に朝食を抜いたり、低糖質ダイエットをしている人は要注意。トレーニング翌日は「おにぎり+卵」など、糖質とタンパク質をバランス良く摂ることを意識しましょう。
③ 睡眠不足・自律神経の乱れ
夜遅くに脚トレを行うと、交感神経が活発になり、寝つきが悪くなることがあります。睡眠中には成長ホルモンが分泌され、筋肉の修復を促しますが、睡眠の質が下がると回復が遅れ、翌朝に強いだるさを感じやすくなります。
脚トレはできるだけ就寝の3時間前までに終えるようにし、入浴や深呼吸で副交感神経を優位にしてから眠る習慣をつけましょう。
④ トレーニングのやりすぎ・フォームの崩れ
高重量トレーニングや長時間のスクワット・ランジなどは、オーバーワークの原因になりやすいメニューです。フォームが崩れて特定の筋肉に過度な負担がかかると、局所的な炎症や関節痛にもつながります。
「限界までやらなければ効果がない」という考えは誤り。トレーナーの指導のもと、正しいフォームと回数設定で行うことが、長期的に見ても最も効率的な方法です。
脚トレ翌日のだるさは、これらの要素が複合的に影響しています。原因を正しく理解すれば、次回のトレーニングで“心地よい疲労感”に変えることができるでしょう。
脚トレ翌日の正しいケア方法

脚トレの翌日に感じるだるさは、ケア次第で大きく軽減できます。回復を早めるためには、血流促進・栄養補給・休息の3つを意識することがポイントです。ここでは、トレーナー目線でおすすめする4つの具体的なケア方法を紹介します。
① ストレッチや入浴で血流を促進
だるさの原因となる老廃物を流すためには、血行を良くすることが重要です。トレーニング翌日は無理に激しい運動をするよりも、軽いストレッチや湯船に浸かって筋肉を温めましょう。
特に太ももの前後を中心に「もも裏のストレッチ」「カーフストレッチ」などを取り入れると、筋膜の癒着を防ぎ、脚のむくみ改善にもつながります。38〜40℃のぬるめのお湯に15分ほど浸かるのが理想的です。
② 軽い有酸素運動で代謝を高める
翌日のだるさを取るには、「完全休養」よりも「軽い動き」が効果的です。ウォーキングやエアロバイクなどの軽い有酸素運動を20〜30分ほど行うことで、血流が改善し、筋肉に溜まった乳酸が効率よく代謝されます。
ただし、息が上がるほどの強度は逆効果。あくまで“リカバリー目的”として、会話できる程度の強度で行いましょう。
③ 糖質+タンパク質で筋肉修復をサポート
トレーニング直後〜翌朝にかけては、筋肉が最も栄養を必要とするタイミング。おにぎり+ゆで卵、バナナ+プロテインなど、糖質とタンパク質を組み合わせた食事を意識的に摂ると、回復スピードが上がります。
タンパク質は体重1kgあたり1.2〜1.6gが目安。筋肉量を増やしたい人は、朝食と間食にも少量ずつ取り入れると良いでしょう。
④ フォームローラーやマッサージで筋膜リリース
脚全体の筋膜が硬くなると血流が悪化し、だるさが長引きます。フォームローラーを使って太もも・ふくらはぎ・お尻をやさしく転がすと、筋膜の癒着が取れ、筋肉の可動性が向上します。
痛みを感じるほど強く押さず、“気持ちいい程度”の圧で1部位30秒〜1分を目安に行うのがコツです。トレーニングの前後や入浴後に取り入れるとより効果的です。
正しいケアを取り入れることで、脚トレ翌日のだるさを最小限に抑え、次回のトレーニングパフォーマンスを維持できます。美脚を目指すなら、トレーニングだけでなく「回復の習慣」も同じくらい大切です。
脚トレ翌日にやってはいけないこと

脚トレの翌日は、筋肉が修復と再生を行う大切なタイミングです。この時期に間違った行動を取ると、回復が遅れたり、筋肉痛が悪化することも。ここでは、脚トレ翌日に避けたいNG行動を4つ紹介します。
① 無理に再トレーニングを行う
「筋肉痛がある=効いている」と思って、翌日も同じ部位を鍛えてしまう人は要注意です。筋肉が修復しきっていない状態で再トレーニングを行うと、筋繊維を過度に損傷させてしまい、怪我や慢性的な疲労の原因になります。
筋肉の修復には通常48〜72時間かかるため、脚トレをした翌日は休養、もしくは上半身など他部位のトレーニングに切り替えるのがおすすめです。
② 長時間のデスクワーク・座りっぱなし
脚を動かさずに長時間座り続けると、血液やリンパの流れが滞り、だるさやむくみが悪化します。特にデスクワーク中心の人は、1時間に一度は立ち上がって軽いストレッチや歩行を取り入れるようにしましょう。
ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)は“第二の心臓”と呼ばれるほど血流促進に重要な役割を果たします。軽い屈伸や踵上げ運動を行うだけでも、脚の重さがぐっと軽くなります。
③ アルコール・夜更かしで回復を妨げる
トレーニング後の疲労感を癒すためにお酒を飲むのはNGです。アルコールは筋肉の合成を抑制し、睡眠の質を下げて成長ホルモンの分泌を妨げます。結果として、筋肉の修復が遅れ、翌日のだるさが残りやすくなります。
また、スマホの見過ぎや夜更かしも同様に回復を妨げる原因です。トレーニング翌日は特に、しっかりとした睡眠時間(7時間以上)を確保することを意識しましょう。
④ 食事を抜く・過度な食事制限をする
「脚が張るのが嫌だから」といって食事を抜いたり、糖質を極端に減らすのは逆効果です。筋肉の修復に必要なエネルギーが足りず、疲労が長引くだけでなく、筋肉量が減って代謝も落ちてしまいます。
トレーニング翌日は「エネルギー補給日」と考え、しっかりと3食バランスよく摂取することが、美脚づくりの近道です。
NG行動を避けることで、筋肉の回復がスムーズに進み、次回の脚トレも効果的に行えるようになります。美脚づくりは“休むこともトレーニングの一部”と心得ましょう。
だるさを防ぐためのトレーニング設計と習慣づくり

脚トレ翌日のだるさを軽減するためには、「回復を待つ」だけでなく、トレーニングの設計段階から工夫することが大切です。ここでは、トレーナーが実践している“だるさを残さない脚トレ習慣”を3つ紹介します。
① 脚トレの頻度・負荷・順序を調整する
脚トレは週2回が理想的な頻度です。筋肉が修復・成長するまでに48〜72時間かかるため、毎日脚を追い込むと疲労が蓄積します。
また、スクワット→ランジ→レッグカールなど、大筋群から小筋群へ順に刺激することで効率的にトレーニングできます。負荷は「翌日少し筋肉痛を感じる程度」に抑え、フォームを崩さず継続できる重さを選ぶことがポイントです。
② トレーニングは就寝3時間前までに終える
夜遅くのトレーニングは、交感神経が優位になり寝つきが悪くなります。睡眠中に分泌される成長ホルモンが筋肉修復に関わるため、睡眠の質が下がると翌日の倦怠感が強く残ります。
就寝3時間前にはトレーニングを終え、入浴やストレッチで副交感神経を整えてから眠るようにしましょう。照明を少し落とし、アロマやハーブティーを取り入れるとリラックス効果が高まります。
③ マグネシウム・鉄・ビタミンB群を意識して摂取
脚トレの翌日のだるさを防ぐには、筋肉の代謝を助けるミネラルやビタミンも欠かせません。
マグネシウムは筋収縮をスムーズにし、鉄は酸素を筋肉に運ぶ働きを担います。ビタミンB群はエネルギー代謝を支えるため、これらが不足すると疲労が溜まりやすくなります。
アーモンド・ほうれん草・レバー・納豆・玄米などをバランスよく取り入れ、必要に応じてサプリメントで補いましょう。
トレーニングの質だけでなく、休息・栄養・生活リズムを整えることで、翌日のだるさを最小限に抑えられます。脚トレは「頑張る」と「整える」をセットで考えることが、美脚をつくる最短ルートです。
まとめ:脚トレ翌日のだるさは“成長のサイン”

脚トレの翌日に感じるだるさは、筋肉がしっかり刺激を受け、修復・成長しているサインです。正しいケアを取り入れれば、翌日の重さや疲労は徐々に軽減し、トレーニングの質も高まります。
大切なのは「無理に動かすこと」ではなく、「体の声を聞くこと」。筋肉が疲れているときは、軽いストレッチや栄養補給で回復を優先させましょう。
また、日常生活の中で姿勢を意識したり、階段を使うなどの小さな習慣を積み重ねることで、代謝が高まり脚のむくみや疲れも改善されます。
脚トレは続けるほど“美脚の土台”をつくるトレーニング。翌日のだるさを恐れず、正しい知識とケアで、しなやかで引き締まった脚を育てていきましょう。
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