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筋トレ後に眠れないのはアフターバーンが原因?仕組みと対策を徹底解説

夜の筋トレ後、体が熱くて眠れない女性がベッドで心拍数を確認している様子。

「筋トレを頑張った日の夜、なぜか寝つけない…」そんな経験はありませんか? 実はそれ、“アフターバーン効果”が関係しているかもしれません。筋トレ後も体が熱く、代謝が高まった状態が続くことで、眠りに入りづらくなるケースがあります。 このコラムでは、アフターバーンとは何か、その仕組みと「眠れない」状態を防ぐための対策を詳しく解説します。 夜のトレーニングでもぐっすり眠り、翌朝スッキリと目覚めるためのポイントを一緒に見ていきましょう。

1. アフターバーンとは?筋トレ後もカロリーを消費し続ける身体の仕組み

筋トレ後のアフターバーンで体が温まっている女性が鏡の前で筋肉を確認している様子。

トレーニングを終えてからも汗が止まらず、身体がぽかぽかする——それは「アフターバーン(After Burn)」と呼ばれる現象です。 正式にはEPOC(運動後過剰酸素消費量:Excess Post-exercise Oxygen Consumption)といい、筋トレや高強度の運動後に体が通常よりも多くの酸素を使い、エネルギーを消費し続ける状態を指します。

アフターバーンはどんな時に起こる?

アフターバーンは、高強度トレーニング(HIIT・ウエイトトレーニングなど)を行った後に起こりやすいと言われています。 筋肉に大きな負荷をかけることで一時的に体内の酸素が不足し、トレーニング後にその酸素を補うため、体がフル稼働で代謝を上げ続けます。 この状態が数時間から長い人で24時間ほど続く場合もあり、「運動をしていない時間にも脂肪が燃える」という魅力的な効果が得られます。

なぜ“燃え続ける”の?EPOCのメカニズム

EPOCは、トレーニングによって消費されたエネルギーを回復させる過程で発生します。 筋肉中のエネルギー源(ATP・グリコーゲン)の再合成、乳酸の除去、体温の調整、ホルモン分泌の回復など、「身体を元に戻すためのエネルギー作業」が続くため、安静時よりも多くの酸素が必要になるのです。 結果として、脂肪燃焼や基礎代謝の向上につながります。

アフターバーンのメリット

アフターバーンが起こることで、次のようなメリットが期待できます。

  • ・トレーニング後もエネルギー消費が続くため、脂肪燃焼効果が長持ちする
  • ・体温が上昇し、血行が促進されることでむくみや冷え性の改善にもつながる
  • ・基礎代謝が高まり、「痩せやすい体質」をつくりやすくなる

ただしこの「燃える身体」は、同時に交感神経が優位になっている状態でもあります。 夜にトレーニングを行うと、体が興奮モードのままでリラックスできず、眠りにつきにくくなる場合も。 次の章では、この「アフターバーンで眠れない」原因を詳しく見ていきましょう。

2. アフターバーンで眠れなくなるのはなぜ?3つの原因を解説

筋トレ後のアフターバーンで体が火照り、眠れずに天井を見つめる女性の様子。

「夜のトレーニングを頑張ったのに、布団に入ってもなかなか寝つけない…」という悩み。 その背景には、アフターバーンによって体が“燃焼モード”のままになっていることが関係しています。 ここでは、眠れなくなる主な原因を3つの観点から見ていきましょう。

① 交感神経が優位になり、リラックスできない

筋トレやHIITなどの高強度トレーニングを行うと、脳は「戦闘モード」とも言える交感神経を活発にします。 アフターバーン中もこの状態がしばらく続くため、体は休息どころか、脂肪を燃やそうとフル稼働しています。 就寝前にこの興奮状態が続くと、心拍数が高く、脳も覚醒してしまい、寝つきが悪くなる・眠りが浅くなるといった影響が出やすくなります。

② 体温が高いままで下がらない

人は眠りにつくとき、深部体温(体の内側の温度)が下がることで眠気を感じます。 しかしアフターバーンが続いている間は、筋肉の修復や代謝活動によって体温が高いまま維持されます。 その結果、体が「まだ活動中」と勘違いしてしまい、寝ても浅い眠りになりがちです。 特に就寝1〜2時間前まで激しい運動を行うと、この「体温の下降タイミング」がずれてしまい、眠りのリズムが乱れる原因になります。

③ ストレスホルモン(アドレナリン・コルチゾール)の分泌

トレーニングによって分泌されるアドレナリンコルチゾールは、脂肪燃焼や集中力向上を助ける一方、覚醒を促す作用もあります。 アフターバーン中はこのホルモンの分泌が通常より多く、寝る直前まで高い数値を維持することがあります。 これにより、心拍数や血圧が下がりにくく、いわば「体のエンジンが切れない」状態が続いてしまうのです。 特に女性はホルモンバランスの影響を受けやすく、PMS期(生理前)や排卵期などにこの傾向が強く出ることもあります。

このように、アフターバーンによる「代謝・体温・神経活動」の持続が、夜の眠りを妨げる要因になっています。 次の章では、この状態を穏やかに沈め、快眠へ導くための対策を紹介します。

3. アフターバーンによる睡眠トラブルを防ぐ3つの対策

朝日を浴びながらストレッチをして、一日の代謝を高めている女性の様子。

アフターバーンによって体が“活動モード”のままになっているときは、「交感神経を落ち着かせ、深部体温を下げる」ことがポイントです。 ここでは、夜のトレーニングでもぐっすり眠るための3つの対策を紹介します。

① トレーニング時間を「就寝3時間前」までに設定する

トレーニングは就寝の3時間前までに終えるのが理想的です。 例えば24時に寝る人なら、21時にはトレーニングを終えるようにしましょう。 アフターバーンによる代謝の高まりが落ち着くまでには約2〜3時間かかるため、その間に体温や心拍数がゆるやかに下がっていきます。 仕事後の夜トレ派の方は、筋トレの強度を少し下げてストレッチ中心の日を設けるのもおすすめです。

② 入浴とストレッチで「副交感神経」に切り替える

シャワーだけで済ませず、できればぬるめの湯船に15〜20分浸かりましょう。 お湯の温度は38〜40℃程度が目安。熱すぎるお湯は逆に興奮状態を強めてしまいます。 入浴後に軽いストレッチや深呼吸を取り入れると、交感神経が鎮まり、心拍数が落ち着いて自然と眠気が訪れやすくなります。 特におすすめなのは「股関節・背中・肩回り」をゆっくりほぐすストレッチです。 呼吸と動きを合わせて行うと、リラックス効果がより高まります。

③ 就寝前の食事・飲み物を見直す

寝る直前の重い食事は避けたいところですが、軽めの栄養補給はむしろ眠りを助けます。 おすすめは「バナナ+ヨーグルト」「豆乳+はちみつ」など、トリプトファン(眠りを促すアミノ酸)を含む組み合わせ。 アフターバーン中の空腹をやわらげ、血糖値の安定にも役立ちます。 また、寝る1時間前にはカフェインを含む飲み物を控え、代わりに白湯やカモミールティーなどを取り入れるとよいでしょう。

④ 寝室環境を“クールダウン仕様”にする

筋トレ後の体温を下げるために、寝室の温度は26℃前後、湿度は50〜60%を目安に設定しましょう。 照明は暖色系に変え、スマートフォンのブルーライトはオフに。 「体のスイッチを切る」意識で環境を整えることで、アフターバーン後の体も自然に休息モードへと切り替わります。

アフターバーンによる燃焼効果を活かしながら、同時に睡眠の質も保つには、「がんばる時間」と「休む時間」の切り替えが鍵。 筋トレ後のルーティンを整えることで、翌朝の目覚めとボディラインの両方が変わっていきます。

4. 睡眠と脂肪燃焼を両立させるための理想的なトレーニング習慣

夜の入浴でリラックスし、アフターバーン後の体をクールダウンさせている女性の様子。

アフターバーンは、筋トレの努力が“眠っている間にも続く”ような、まさにご褒美のような現象です。 しかし、疲労や寝不足が続けばホルモンバランスが乱れ、代謝も低下してしまいます。 ここでは、燃焼と回復の両立を叶えるための理想的なトレーニング習慣を紹介します。

① 朝〜夕方のトレーニングで「日中代謝」を高める

一番おすすめの時間帯は午前10時〜夕方18時の間。 この時間帯は体温・血圧・ホルモン分泌が自然に上がるため、アフターバーンによる代謝アップを日中に活かせます。 さらに、夜に向けて自然に体温が下がりやすくなり、睡眠のリズムも安定。 仕事終わりにしか時間が取れない場合は、週に2〜3回でも朝・昼トレーニングを取り入れることで、体のサイクルが整っていきます。

② 強度と休息のバランスを取る

「毎日やらなきゃ」と思うよりも、週3〜4回の高強度+週2回の軽運動を組み合わせるのが理想的です。 アフターバーンの効果は24〜48時間続くため、翌日はしっかり休んでも脂肪燃焼は止まりません。 ストレッチやウォーキングを取り入れる“アクティブレスト(積極的休養)”を意識することで、睡眠の質と回復効率が高まります。

③ 就寝前の「リセット習慣」をルール化する

トレーニングを終えたら、入浴→ストレッチ→白湯→照明を落とす、というように毎晩のルーティンを決めておくのがおすすめです。 これを繰り返すことで、脳が「この流れのあとに眠る」と学習し、自然とリラックスモードに入ります。 スマートウォッチなどで心拍数や睡眠スコアを見ながら、自分の最適な“眠りの導線”を見つけましょう。

④ 「眠れない=頑張りすぎ」のサインを見逃さない

「眠れない夜」が続くときは、体が休息を求めているサインかもしれません。 頑張り屋さんほどストイックになりがちですが、休む勇気もボディメイクの一部です。 質の良い睡眠こそ、筋肉を修復し、脂肪を燃やす最強のトレーニング。 「燃やす」と「休む」を上手に切り替えることが、美しい体と心を育てる一番の近道です。

アフターバーンの力を味方につけながら、しっかり眠って内側から整う。 それが、理想のボディラインと健やかな日々を両立させる“本当の美習慣”です。

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サブスク651,000円8,500円
サブスク864,000円8,000円

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